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カタコトのうわごと 新装版

出版社名 青土社
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-7917-6330-6
4-7917-6330-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 230P 20cm
シリーズ名 カタコトのうわごと

商品内容

要旨

言葉は穴だらけだ。日本語でも他の言葉でも、外から眺めてみると欠けている単語がたくさんあって、どうしてこんな穴あきチーズを使ってものを書くことができるのだろうと不思議になる。越境者の言葉。

目次

1 遊園地は嘘つきの天国(すべって、ころんで、かかとがとれた
病院という異国への旅
「犬婿入り」について ほか)
2 衣服としての日本語(記憶の中の本
刻み込まれていく文章
言葉のたけくらべ ほか)
3 線は具象 具象は線(「外国語文学」の時代
ジークリット・ヴァイゲルの「性の地形学」について
翻訳者の門―ツェランが日本語を読む時 ほか)

著者紹介

多和田 葉子 (タワダ ヨウコ)  
作家。1960年東京生まれ。1982年にハンブルグに移住。1991年、「かかとを失くして」で群像新人文学賞、93年に「犬婿入り」で芥川賞を受賞。以来、ドイツ語と日本語で、精力的に作品を書き続ける。『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花賞、『球形時間』でドゥマゴ文学賞、『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞・谷崎潤一郎賞を受賞。現在、ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)