• 本

犬と人が出会うとき 異種協働のポリティクス

出版社名 青土社
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-7917-6666-6
4-7917-6666-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 462,90P 20cm

商品内容

要旨

おびただしい“種”の海に漂いさらされて生きてきたヒトという存在。われわれは異種のなかでこそ息づき、いまだかつて単独で人間だったことはないのかもしれない。犬のみならず猫や鶏、想像上の生物まで、非言語コミュニケーションの現場をトレースし、動物と人間の関係を圧倒的な知的離れ業で解き明かす冒険の書。

目次

第1部 私たちは、人間であったことなどない(種と種が出会うとき
価値を帯びた犬と生きた資本
苦しみを分かち合う―実験動物と人間の道具的関係
検証される生―純血腫の犬の世界での愛と知の実践
雑種犬のクローンを作製し、虎を救い出す―生命倫理の不安と豊饒という問題)
第2部 スポーツ記者の娘のノート(健常なからだと伴侶種
友として結ばれた種
コンタクト・ゾーンでトレーニングする―アジリティーというスポーツでの権力、プレー、発明)
第3部 絡みあう種と種(クリッターカム―自然文化の中の複眼
チキン
テクノ文化にあって伴侶種となること
最後の食事―滋味ある消化不良)

出版社
商品紹介

私たちの伴侶動物、とくに犬をフィーチャーし、異なる種同士の共存・相互作用を、これまでにない深みから描きなおす画期的論考。

著者紹介

ハラウェイ,ダナ (ハラウェイ,ダナ)   Haraway,Danna J.
1944年コロラド州デンバー生まれ。イェール大学で実験生物学から科学史に転じ、生物学の博士号を取得。1980年からは、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で、科学技術論とフェミニズム理論を講じる
高橋 さきの (タカハシ サキノ)  
1957年東京生まれ。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了、森林植物学専攻。以降、工業所有権の現場で、翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)