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ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」

出版社名 青土社
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-7917-6739-7
4-7917-6739-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 197P 19cm

商品内容

要旨

「痛み」、それはきわめて個人的な体験でありながら、人びとの社会的な共同性のただなかで起きている。医師であると同時に、脳性まひの当事者として発言をつづける注目の論者が、痛みと「記憶」「快楽」「言葉」「ケア」をテーマに語りあう。境界を越える当事者研究の対話の記録。

目次

第1章 痛みの記憶/記憶の痛み(大澤真幸×熊谷晋一郎)(意味づけできない痛みの記憶
痛みでつながるとはどういうことか ほか)
第2章 快楽はどこから来るのか?(上野千鶴子×熊谷晋一郎)(団塊世代の母と
欲望の主体になること/客体になること ほか)
第3章 予測不可能性を飼いならす(鷲田清一×熊谷晋一郎)(予測が挫かれる
苦痛と快楽のアスペクト ほか)
第4章 自立を阻むケアとは(信田さよ子×熊谷晋一郎)(ほんとうの「自立」とは何か
愛情のパターナリズム ほか)

出版社
商品紹介

「痛み」の思想的意義を考察してきた熊谷氏が、大澤真幸氏・上野千鶴子氏・鷲田清一氏・信田さよ子氏と、それぞれ語り合う。

著者紹介

熊谷 晋一郎 (クマガヤ シンイチロウ)  
1977年生まれ。新生児仮死の後遺症で、脳性まひに。以後車いす生活となる。東京大学医学部卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、東京大学先端科学技術研究センター特任講師、小児科医。著書に『リハビリの夜』(医学書院、第9回新潮ドキュメント賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)