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猫はなぜ二次元に対抗できる唯一の三次元なのか

出版社名 青土社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-7917-6845-5
4-7917-6845-0
税込価格 2,035円
頁数・縦 297P 19cm

商品内容

要旨

「キャラクター」「かわいい」「ヤンキー」「父性/母性」…。漫画・アニメ・アート・映画といった無数のジャンルを駆け巡り、現代を映し出す文化現象を精神分析の知見を駆使して徹底解読!

目次

1 二次元空間の冒険(ユートピアゆき猫目の切符―あずまきよひこについて
「愛の風景」の回復のために―松本大洋について ほか)
2 二次元/三次元の少女性(ピカソは『ポニョ』の夢を見るか?―パブロ・ピカソについて
溶岩とバービー人形―蜷川実花について ほか)
3 キャラの倫理とナルシシズム(まどか☆エチカ、あるいはキャラの倫理―『魔法少女まどか☆マギカ』について
「演ずること」と“キャラ”の超克―武富健治について ほか)
4 映像の物語と身体(心理主義から「心の理論」へ―クリストファー・ノーランについて
いかにしてヴァンパイアは滅びたか―岩井俊二について ほか)
5 日本的想像力をめぐって(小津安二郎の「アンチ・オイディプス」―小津安二郎について
メディア・怪談・超越論―『遠野物語』について ほか)

著者紹介

斎藤 環 (サイトウ タマキ)  
1961年生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析。著書に『世界が土曜の夜の夢なら―ヤンキーと精神分析』(角川書店、第一一回角川財団学芸賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)