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蛸 想像の世界を支配する論理をさぐる

出版社名 青土社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-7917-7182-0
4-7917-7182-6
税込価格 3,300円
頁数・縦 326P 19cm

商品内容

要旨

日本ではおなじみの蛸が、西欧ではなぜ海の魔物となったのか?蛸をめぐるイメージの変遷を、神話や文学、日本の春画などからさぐる奇書、待望の復刊。カイヨワの思索の全体像を展望する辞典的解説付き。

目次

第1部 幻の発生(古代地中海地方でのたこ
「クラケン」から「超巨大だこ」へ
科学のためらい
ロマン主義文学と蛸
「蛸のボズウェル」
日本における蛸
最も新しい変身)
第2部 神話の勝利(大ヤリイカ
吸盤か毒液か、触腕かくちばしか
絹のまなざし
好色さ
脅し
頭)

著者紹介

カイヨワ,ロジェ (カイヨワ,ロジェ)   Caillois,Roger
批評家、哲学者、社会学者。1913年、フランス北部のランスに生まれる。1933年、高等師範学校に入学。1937年、ジョルジュ・バタイユ、ミシェル・レリスなどと「社会学研究会」を設立する。1939年、フランスを離れ、第二次世界大戦後までアルゼンチンにて過ごす。その間、執筆と編集を通じて戦争やナチズムに向き合う。1971年、アカデミー・フランセーズに選出。1978年、パリにて死去
塚崎 幹夫 (ツカサキ ミキオ)  
1930年生まれ。京都大学仏文科卒業。同、大学院修了。富山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)