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火星の旅人 パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史

出版社名 青土社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-7917-7245-2
4-7917-7245-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 384,76P 19cm

商品内容

要旨

ボストン・ブラーミンと称され、ハーヴァード大学の興隆に大きく寄与した名門ローエル家に生まれたパーシヴァル。詩文をよくし、科学的知性を携えた青年は19世紀末アメリカの知識階級の伝統と逸脱に揺れ動きながら、日本へ渡る。ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトのクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う、俊英による新たなるアメリカ思想史。

目次

序章 消滅する媒介者
第1章 マサチューセッツ州ボストン
第2章 マサチューセッツ州ケンブリッジ
第3章 石川県鳳至郡穴水村
第4章 アリゾナ準州フラグスタッフ
第5章 火星
結論 イマジナリー・ライン

著者紹介

入江 哲朗 (イリエ テツロウ)  
1988年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程。専門はアメリカ思想史、映画批評。2014‐17年に日本学術振興会特別研究員(DC1)、2017‐18年にニューヨーク大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)