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暗黒の形而上学 触れられない世界の哲学

出版社名 青土社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-7917-7640-5
4-7917-7640-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 285,4P 19cm

商品内容

要旨

私たちは世界の5%も理解できない。この世界にはわかるものよりわからないもののほうが多く、触れられるものより触れられないもののほうが圧倒的に多い。ホワイトヘッド、ハーマン、メイヤスー、ラトゥール、マラブー…最前線の思想を補助線に、闇に包まれた世界のなかで生きる私たちのために描き出される現代形而上学。

目次

プロローグ 世界は触れられなさで満ちている
第1章 関係の糸を引き裂き、自由な存在を撤き散らせ
第2章 ホワイトヘッド哲学最速入門
第3章 ようこそ!狂気の怪奇オブジェクト空間へ―ハーマン入門
第4章 関係と無関係、あるいは美と崇高―ホワイトヘッドとハーマンの形而上学
第5章 思弁的実在論は闇を光に転化させてしまう―ベンスーザン『指標主義』のブックガイド
第6章 哲学はなぜ世界の崩壊の快楽を探究してしまうのか―パンデミックから破壊の形而上学へ
第7章 非ネットワーク的外部へ―ラトゥール、ホワイトヘッド、ハーマンから、破壊の形而上学へ
第8章 ディグ的、あるいはスイングバイ的読解
第9章 闇堕ちの哲学―怒りのダークサイド試論
第10章 変身から異世界転生へ―カフカ、ドゥルーズ+ガタリ、マラブー、メイヤスーをめぐって
エピローグ 破壊の形而上学、略してMODの全面的展開へ向けて

著者紹介

飯盛 元章 (イイモリ モトアキ)  
1981年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業、中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。博士(哲学)。現在、中央大学兼任講師。ホワイトヘッド、ハーマン、メイヤスーなどを中心に現代形而上学を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)