• 本

レヴィナス顔の向こうに

出版社名 青土社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-7917-7682-5
4-7917-7682-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 359,6P 19cm

商品内容

要旨

レヴィナス思想のまだ見ぬ広がりを照らし出す。人間と人間ならざるものを分かつ「紙一重の差異」に目を凝らし、脆い存在としての人間を描き出した哲学者、レヴィナス。食べる、老いる、ケアするといった日々の経験や、ロボットや動物をめぐる問題にまでひらかれたその強靱な思索を、気鋭の研究者が鮮やかに読み解く。

目次

0 “他者の倫理”とは別のしかたで(レヴィナスと“ポストモダン”
デリダはレヴィナス化したのか
顔のない正義)
1 聞く、読む、集う―音と声をめぐって(読書会の存在論―レヴィナス読書会の余白に
ナンシーとレヴィナス―sensについて)
2 生まれる、愛する、触れる―人間と非人間のあいだで(顔の倫理とジレンマ―動物とロボット
人型ロボットは愛することができるか―キューブリック/スピルバーグ『A.I.』論
遠隔と接触―リモート時代における「顔」)
3 食べる、老いる、ケアする―身体のままならなさについて(ケアと福祉―応答から身代わりへ
「食べること」と「老いること」)

著者紹介

渡名喜 庸哲 (トナキ ヨウテツ)  
1980年、福島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第7大学社会科学部博士課程修了。慶應義塾大学商学部准教授などを経て、立教大学文学部教授。専門は現代フランス哲学、社会思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)