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定本柳田国男の発生

出版社名 青土社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-7917-7728-0
4-7917-7728-X
税込価格 13,200円
頁数・縦 1174P 20cm

商品内容

要旨

山に生きる人々、漂泊民と常民、海や島をめぐる膨大なテクストをかきわけ、柳田国男の思想の根源に迫る。現代を代表する民俗学者が巨人の思想に肉薄しようと、一〇年にわたる歩行と思索によって著した『山の精神史』『漂泊の精神史』『海の精神史』の三部作が、いま定本として甦る。圧倒的な柳田国男論。日本民俗学の巨人。いまこそ、その思想の核心へ。

目次

序章 柳田国男という方法
第1部 山の精神史(物語の闇・遠野にて
椎葉より
血と漂泊
天然の力
山人その後
山人の誕生
稲の風景
平地人と常民)
第2部 漂泊の精神史(帰化の坐覡
漂泊人種
神の子孫
日知と毛坊主
算所の太夫
皇子流寓譚
零落する語り部
オシラ遊び
菅江真澄の旅
漂泊と定住)
第3部 海の精神史(山島から
同胞の島へ
植民と移民
『民族』の時代
北の異族
一国民俗学
大東亜民俗学
花とイナウ
海上の道
遺言)

著者紹介

赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ)  
1953年東京生まれ。民俗学者。『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)