• 本

少女たちの学級日誌 瀬田国民学校五年智組 1944−1945年

出版社名 偕成社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-03-016500-7
4-03-016500-1
税込価格 4,950円
頁数・縦 247P 27cm

商品内容

要旨

土に親しむ教育を実践する校長、文化がないなら文化をつくろうと考えた女性教師。2人のユニークな教育者の出会いが生み出した、貴重な記録188枚。小学校高学年から。

目次

四月
五月
六〜八月
九月
十月
十一〜十二月
一月
二月
三月

おすすめコメント

戦時中の5年生の女子生徒が描いた、学級絵日誌の全記録。子どもたちの目を通して「どこにでもあった戦争」を現代につたえます。

出版社・メーカーコメント

「チューリップの花がきれいに咲いていた。いかにもニッコリニッコリわらって咲いているようであった」太平洋戦争のさなか、琵琶湖のほとり。戦争という混乱の時代に、文化がないなら文化をつくろうと考えた教師の発案ではじまった学級日誌がありました。そして、この学校の校長は「総合教育」「土に親しむ教育」に一生懸命でした。ふしぎな明るさを放つこの日誌には、鮮やかな色彩の絵とともに、毎日の学校生活がゆたかな筆致で語られています。しかし、戦況が厳しくなるにつれ、少女たちの言葉にも好戦的なものが増えていきます。「敵米英をたたきつぶしてしまえ」子どもたちの暮らしやこころの中にまで、じわじわと侵食していく「戦争」のすがたが、彼女たちの目をとおして浮かびあがってきます。戦時中の5年生の女子生徒たちが1年間描き続けた、188枚の学級日誌全記録。その貴重な記録である日誌は「どこにでもあった戦争」を現代につたえます。戦事についての解説付。オールカラーの大型本です。

著者紹介

吉村 文成 (ヨシムラ フミシゲ)  
1940年鳥取県生まれ。京都大学理学部入学。同大学院文学研究科(史学)修士課程修了。朝日新聞社社会部(大阪)、外報部(ニューデリー、シンガポール、ジャカルタ支局長など)、CSテレビ衛星チャンネル・キャスター、龍谷大学国際文化学部教授(文化人類学など)を経て、東京・練馬区でコミュニティカフェを主宰。他に関西学院大学国際学部非常勤講師(アジアメディア文化論)、NHKカルチャーセンター(光が丘)講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)