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やぎのしずかのしんみりしたいちにち

出版社名 偕成社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-03-334090-6
4-03-334090-4
税込価格 1,430円
頁数・縦 〔32P〕 25cm

商品内容

出版社
商品紹介

悲しさや、美しさがむねにしみて、しんみりしてしまったしずか。はげましてくれたのは、いつもの友だちと、やさしい風だった。

おすすめコメント

しずかが草を食べていると、セミが落ちてきました。おどろいていると、アリがやってきてセミを運んでいきます。しずかがあとを追ってしげみに頭をつっこむと、そこには、きれいな玉になって朝露がかがやいていました。 「あなたたちは、こんなにきれいなのに、なぜだれにも気づかれないでキラキラしているの?」 「ねえ、セミは死んだら、もううたわないの?」 しずかがきいても、だれもこたえてくれません。 そのあと、今にも咲こうとしている花のつぼみを食べたことを友だちのバッタにからかわれたしずかは、気持ちがこみあげてきて、しみじみと泣いてしまいます。泣き疲れて眠ったしずかの上をやさしい風が吹き渡っていきました。目を覚ましたしずかのところにともだちのバッタとガマガエルとコジュケイがやってきて、一緒に「げんきになるかも」という歌を歌います。

出版社・メーカーコメント

悲しさや、美しさがむねにしみて、しんみりしてしまったしずか。はげましてくれたのは、いつもの友だちと、やさしい風でした。

著者紹介

田島 征三 (タシマ セイゾウ)  
1940年大阪生まれ。高知県で幼少年期をすごす。1969年より東京都日の出村(現町)に住み、自然とむかいあいながらタブローや絵本などを制作。1998年に伊豆半島に移住。2009年、新潟県十日町の廃校を集落の人たちと再生し、小学校をまるごと絵本にした「絵本と木の実の美術館」を開館。ブラティスラヴァ世界絵本原画展“金のりんご賞”、講談社出版文化賞絵本賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)