えをかくかくかく
出版社名 | 偕成社 |
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出版年月 | 2014年2月 |
ISBNコード |
978-4-03-348280-4
(4-03-348280-6) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 25P 31cm |
書店レビュー
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エリック・カールの原点。
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- BOOK FOREST 森百貨店 (栃木県芳賀郡芳賀町)
この絵本の最後のページには、フランツ・マルクという画家の「青い馬」という絵が掲載されています。1880年に生まれたマルクは、第一次世界大戦で亡くなるまで青い馬や黄色い牛などカラフルな動物を描き、色に潜んでいる意味までも伝えようとした芸術家でした。
時代は替わり1940年代のドイツ、ある少年は美術学校へ通っていました。自由に絵を描くことは許されなかったナチス政権下、マルクの作品も「堕落した美術」と呼ばれ、見てはいけないことになっていました。ある日少年は美術の先生の自宅に招かれ、「きみのかく絵はのびのびしていて自由な線だ」とほめられました。そして先生はこっそりとマルクの色鮮やかな絵の複製画を少年に見せました。「残念ながら学校では自由な美術を教えることができない。しかし見てごらん。マルクの絵はすばらしくのびのびしているだろう?」少年はマルクの絵に驚き、多くを学び、影響を受けました。
その少年はのちに絵本界の巨匠となり、2014年、絵を描きはじめた子どもたちや描きたいと願う大人たちに、子供のころの感動を伝えるため、この絵本を作ったのだそうです。(2015年1月30日)
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商品内容
要旨 |
えをかくこと、それはのびのびといきることだ。なにいろでかくか、それをかんがえるのもとってもだいじ。まちがったいろ?そんなものはない。いちばんぴったりのいろをひとりひとりじゆうにじぶんでずっとさがすものだ。エリック・カールが子どものころに出会ったすばらしい絵を、みんなに手わたしたくてつくった絵本。3歳から。 |
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出版社 商品紹介 |
絵筆をもった男の子がかくのは……とっても青い馬。赤いわにや黄色い牛などカラフルな動物たちがあらわれる、迫力いっぱいの絵本。 |