さあ目をとじて、かわいい子
出版社名 | 偕成社 |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-03-728050-5
(4-03-728050-7) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 318P 19cm |
商品内容
要旨 |
ここは、あたしの16番目の家。この家には、なにかいる。5歳で保護されてからずっと、いろいろな家を転々としてきたオリヴィア。いつも神経をとがらせていて、ほかの人には分からない音やにおいを感じる「特殊能力」を持っている。今度の家にただよう不気味な気配は、幽霊か、それとも―? |
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出版社・メーカーコメント
これはあたしが十一の年、アイヴィー家で暮らすことになったときに、あたしの身に起こったできごと。信じたくなければ、信じなくていい。たいていの人は、あたしの話なんか信じない。たいていの場合、それが正解で、なぜって、あたしはしょっちゅう、うそをつくから。でも今回は、ほんとの話。ここに出てくることは全部、書いてあるとおりなの。11歳のオリヴィアは、5歳のころから里親の家や施設を転々としながら生きてきた。今度つれてこられた家が、16番目。18世紀に建てられたその屋敷には昔、400人もの赤んぼうを殺した老女が住んでいたという。なにごとにも敏感なオリヴィアは、屋敷のそこかしこに不気味な幽霊の気配を感じる。老女の幽霊はほんとうにいるのか、それとも、オリヴィアの辛い記憶がつくりだした幻影なのか……?怒りと悲しみに満ちた11歳の少女の語りが鋭く胸をさす問題作。