NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 古典研究部の業平先輩はムダに美形だが笑顔がなく愛想少なめ。部の存続のためには新入部員を獲得するしかない!封印を破り作り笑顔を振り撒いて、どうにか読書会の開催までこぎ着けた。遠い昔に学んだ古典はお堅くて言葉も難しい文学作品という位置にあったが、そんな印象が払拭された。分かりやすい言葉で昔の常識を説明したり、流してしまいそうなちょっとした疑問にも立ち止まって解説したり、こんなに楽しく読めるのかと驚いた。物語の先をそれぞれ話し合う場面も一緒に楽しめたし、あとがきがあるのも良かった。ここから古典に入ったらきっと楽しく学べると思う。
おすすめ度 堤中納言物語、名前は聞いたことはあるものの読んだことはなく。日本文学専攻でもないのでなかなか自分から手に取ろうと思うことのない本ではありましたが、読書会に脇から参加していたらちょっと開いてみようかしらという気になりました。古典研究部の面々の思うつぼ?顧問の狭衣先生の手のひらで踊らされている気もしつつ。現代語訳をただ読むよりも、古文初心者の質問をさしはさみつつの説明なので、久しぶりに古文を読む身でもわかりやすかったですし、現役で古文を習っている世代にとってはこれから読むものへの構えも減らせそうです。
おすすめ度 堤中納言物語自体がおもしろいのはもちろんだけど、美形なのに人に興味のない古典オタクの業平センパイ、歯に衣着せぬ清宮さん、友だち少な目、引っ込み思案の村崎さんなど、登場人物もみんな個性的でおもしろいし、1000年前の文化人の名前をもじった名前もにくい。古典というと、とっつきにくいイメージがあるけれど、本書を読んだら、古典に親しみが沸くのではないかと思う。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
| 要旨 |
ムダに美形と評判の古典研究部、業平部長は部員集めのため読書会を企画したものの、予想外の展開に見舞われる…!現代の高校生が、「虫めづる姫君」などで知られる『堤中納言物語』のナゾとたくらみを訳し、つっこみ、続きを書きながら読みとく新感覚古典小説! |
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出版社・メーカーコメント
ムダに美形と評判の古典研究部、業平部長は部員集めのため読書会を企画したものの、予想外の展開に見舞われる。現代の高校生が、「虫めずる姫君」などで知られる『堤中納言物語』のナゾとたくらみを訳し、つっこみ、続きを書きながら読み解いていく新感覚古典小説!「てか、この主人公、コンプライアンスって言葉、知らないよな。」「出たよ、垣間見。」「平安時代の貴族の男って、ほかにやることなかったんすか。」「貴族社会の女たちのストレスってハンパないすね。」「後半戦はMCバトルかぁ。」