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文学は何の役に立つのか?

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-00-061707-9
4-00-061707-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 334P 20cm

商品内容

要旨

文学は、私たちの人生や社会に対して、どんな意味があるのだろうか。人間の生を真摯に見つめ、現代の問題群に挑み続ける小説家が、文学の力を根源から問う。大江健三郎、瀬戸内寂聴ら、先人たちの文業にも触れながら、芸術や社会へと多岐にわたる自らの思考の軌跡をたどる。読者を新たな視座へと誘うエッセイ・批評集成。

目次

1 文学の現代性(文学は何の役に立つのか?
死までの遠近―ジョブズ、私の友人、ハイデッガー ほか)
2 過去との対話(個人と国家、そして諦念
〓外の政治思想―『阿部一族』論 ほか)
3 文学と美(「国家」と「自然」
新しい辞書のための四つの言葉の定義―ことば、ぶんじん、カッコいい、あい ほか)
特別付録―弔辞(ドナルド・キーンさんへの弔辞
瀬戸内寂聴さんへの弔辞 ほか)

出版社・メーカーコメント

文学は、私たちの人生や社会に対して、どんな意味があるのだろうか。人間の生を真摯に見つめ、現代の問題群に挑み続ける小説家が、文学の力を根源から問う。大江健三郎、瀬戸内寂聴ら、先人たちの文業にも触れながら、芸術や社会へと多岐にわたる自らの思考の軌跡をたどる。読者を新たな視座へと誘うエッセイ・批評集成。

著者紹介

平野 啓一郎 (ヒラノ ケイイチロウ)  
1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。1999年、京都大学法学部在学中に投稿した『日蝕』により芥川賞受賞。数々の作品を発表し、各国で翻訳が紹介されている。2020年からは芥川賞選考委員を務める。主な著書は、小説では『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)『ある男』(読売文学賞受賞)等、評論・エッセイに『三島由紀夫論』(小林秀雄賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)