遠い唇
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2016年9月 |
ISBNコード |
978-4-04-104762-0
(4-04-104762-5) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 209P 20cm |
商品内容
要旨 |
コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い。同棲中の彼氏の、“いつも通り”ではない行動。―ミステリの巨人が贈る、極上の“謎解き”7篇。 |
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おすすめコメント
小さな謎は、大切なことへの道しるべ。ミステリの巨人が贈る、極上の“謎解き”7篇。■「遠い唇」 コーヒーの香りでふと思い出す学生時代。今は亡き、姉のように慕っていた先輩から届いた葉書には、謎めいたアルファベットの羅列があった。■「解釈」 『吾輩は猫である』『走れメロス』『蛇を踏む』……宇宙人カルロロンたちが、地球の名著と人間の不思議を解く? ■「パトラッシュ」 辛い時にすがりつきたくなる、大型犬のような同棲中の彼氏。そんな安心感満点の彼の、いつもと違う行動と、浴室にただよう甘い香り。■「ビスケット」 トークショーの相手、日本通のアメリカ人大学教授の他殺死体を目撃した作家・姫宮あゆみ。教授の手が不自然な形をとっていたことが気になった姫宮は、《名探偵》巫弓彦に電話をかける――。全7篇の、一筋縄ではいかない人の心と暗号たち。解いてみると、“何気ないこと”が光り始める。