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主権者のいない国

出版社名 講談社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-06-521686-6
4-06-521686-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 317P 19cm

商品内容

要旨

「統治の崩壊」にまで陥った日本の政治、そしてそれを必然化した日本社会のありかた―悲惨な政治を支えてきた基盤は、結局のところ現代日本社会それ自体の悲惨さであり、日本人自身の悲惨さである。惨憺たる現在を射抜き、未来の希望をつかむ。最注目の政治学者による究極の闘争!

目次

序章 未来のために想起せよ
第1章 「戦後の国体」は新型コロナに出会った
第2章 現代の構造―新自由主義と反知性主義
第3章 新・国体論
第4章 沖縄からの問い 朝鮮半島への想像力
第5章 歴史のなかの人間
終章 なぜ私たちは主権者であろうとしないのか

出版社・メーカーコメント

政治が国民にとって「災厄」となった絶望の時代を、私たちはどう受け止め、どう生きるべきなのか?

著者紹介

白井 聡 (シライ サトシ)  
思想史家。政治学者。京都精華大学教員。1977年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)により、第三五回石橋湛山賞、第一二回角川財団学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)