• 本

戒厳

出版社名 講談社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-06-526655-7
4-06-526655-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 326P 20cm

商品内容

要旨

一九七〇年代後半、軍事政権下のソウルに大学の日本語教師として赴任した「わたし」は、まだ二十代前半だった…。植民地時代の記憶、兵役におもむく同世代、強烈な反共の空気。予期せぬ出会いを重ねるなか、朴正煕大統領が暗殺され、戒厳令が敷かれた!『ソウルの風景』の著者による半自伝的小説。

出版社・メーカーコメント

「ところで皆さん、韓国に行ったことはありますか。」宴会のなかで梁さんの発したひと言が「わたし」の運命を大きく変えたのだ……。

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年大阪府箕面生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。エッセイスト、批評家、詩人。文学、映画、漫画などを中心に、多岐にわたる文化現象を論じる。明治学院大学、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、中央大学校(ソウル)、清華大学(台湾)などで、映画史と日本文化論の教鞭をとった。93年『月島物語』で斎藤緑雨賞、98年『映画史への招待』でサントリー学芸賞、2000年『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞と講談社エッセイ賞、02年『ソウルの風景―記憶と変貌』で日本エッセイスト・クラブ賞、08年『翻訳と雑神』『日本のマラーノ文学』で桑原武夫学芸賞、14年『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞、19年『詩の約束』で鮎川信夫賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)