• 本

黄昏の橋

P+D BOOKS

出版社名 小学館
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-09-352335-6
4-09-352335-5
税込価格 660円
頁数・縦 356P 19cm

商品内容

要旨

博物館に勤める青年・時枝正和は機動隊と学生の衝突で、一人の学生が橋から転落する様を偶然目撃する。煩雑な人間社会から逃れるように古美術世界に沈潜していた時枝だったが、この出来事により、閉ざしてきた外界に対する怒りと悲しみが再び覚醒する。事故死と報道された学生の死―だが、時枝は死んだ学生のガールフレンドに会い、事件の深層に迫ろうとするのだった。全共闘世代に多大な影響を与え、早世した作家・高橋和巳が、その晩年、理想と現実に引き裂かれる内面の荒野を描き、未完のまま絶筆した長編小説の復刻。

出版社・メーカーコメント

全共闘世代のバイブルだった高橋和巳の長編博物館に勤める青年・時枝正和は機動隊と学生の衝突で、一人の学生が橋から転落する様を偶然目撃する。煩雑な人間社会から逃れるように古美術世界に沈潜していた時枝だったが、この出来事により、閉ざしてきた外界に対する怒りと悲しみが再び覚醒する。事故死と報道された学生の死――だが、時枝は死んだ学生のガールフレンドに会い、事件の深層に迫ろうとするのだった。全共闘世代に多大な影響を与え、早世した作家・高橋和巳が、その晩年、理想と現実に引き裂かれる内面の荒野を描き、未完のまま絶筆した長編小説の復刻。

著者紹介

高橋 和巳 (タカハシ カズミ)  
1931年(昭和6年)8月31日‐1971年(昭和46年)5月3日、享年39。大阪府出身。1962年『悲の器』で第1回文藝賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)