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「トランプ信者」潜入一年 私の目の前で民主主義が死んだ

出版社名 小学館
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-09-388852-3
4-09-388852-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 463P 19cm

商品内容

要旨

ユニクロ、アマゾンの潜入ジャーナリストが単身渡米。トランプ陣営の選挙スタッフとなり戸別訪問1000軒超。「議事堂襲撃」では警官の催涙スプレーまで浴びて―コロナ禍でノーマスク集団に囲まれ、時にQアノンに陰謀論を説かれ、時に反トランプ派に中指を立てられ、時にBLM暴動の銃声を聞きながら、たった独りでフェイクニュースと闘い続けた不屈のルポルタージュ。

目次

プロローグ アメリカの民主主義が死んだ日
第1章 トランプ劇場に魅せられて
第2章 冴えないバイデンが大統領候補になるまで
第3章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(前編)
第4章 新型コロナVSトランプの泥仕合
第5章 BLM暴動で闇に響いた銃声
第6章 そして大統領は感染した
第7章 ウソと陰謀論の亡者を生んだ「屈辱の夜」
第8章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(後編)
第9章 勝利を信じて疑わない“トランプ信者”の誕生
第10章 Qアノンと行く「連邦議事堂襲撃」への道
エピローグ 民主主義の守り方

出版社・メーカーコメント

これは”対岸の火事”ではない!  ユニクロ、アマゾンの潜入ジャーナリストが単身渡米。トランプ陣営の選挙スタッフとなり戸別訪問1000軒超。「議事堂襲撃」では、警官の催涙スプレーまで浴びてーー「分断」「狂信」「暴動」すべて内側から見た。コロナ禍でノーマスク集団に囲まれ、時にQアノンに陰謀論を説かれ、時に反トランプ派に中指を立てられ、時にBLM暴動の銃声を聞きながら、たった独りでフェイクニュースと闘い続けた“不屈のルポルタージュ”、ついに刊行。〈一見すると堅牢にも見える民主主義は、私たちが信じているほど盤石ではなく、意外な脆弱性をはらんでいる。アメリカで起こった”トランプ現象”を追いかけながら、民主主義が、どうやって道を踏み外し、どのように機能不全に陥り、崩壊の危機に直面するのかを考えていこう。〉(プロローグより)  【編集担当からのおすすめ情報】  トランプ陣営の選挙ボランティアをしながら、アメリカ大統領選を材したいーー著者から最初に聞いたとき、まさかこのようなことになるとは思いませんでした。新型コロナの感染拡大、トランプ敗北、そして「連邦議事堂襲撃事件」の惨劇。著者はあらゆる現場に足を運び、「民主義が死んだ」その瞬間までの一部始終を目撃しました。日本で進みつつある「分断」に目を向けると、決して対岸の火事とは言えないーー著者の警鐘は今後のこの国に大きく響くことでしょう。

著者紹介

横田 増生 (ヨコタ マスオ)  
1965年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、アメリカ・アイオワ大学ジャーナリズム学部で修士号を取得。93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務める。99年よりフリーランスとして活躍。2020年、『潜入ルポ amazon帝国』で第19回新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)