本心
出版社名 | 文藝春秋 |
---|---|
出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-16-391373-5
(4-16-391373-4) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 449P 20cm |
商品内容
要旨 |
ロスジェネ世代に生まれ、シングルマザーとして生きてきた母が、生涯隠し続けた事実とは―急逝した母を、AI/VR技術で再生させた青年が経験する魂の遍歴。四半世紀後の日本を舞台に、愛と幸福の真実を問いかける、分人主義の最先端。『マチネの終わりに』『ある男』に続く、平野啓一郎最新長編! |
---|
出版社・メーカーコメント
『マチネの終わりに』『ある男』と、ヒットを連発する平野啓一郎の最新作。 舞台は、「安楽死(本作では自由死=j」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「安楽(自由)死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。 母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。 さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。 ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。 読書の醍醐味を味合わせてくれる本格派小説です。