断片的なものの社会学
出版社名 | 朝日出版社 |
---|---|
出版年月 | 2015年6月 |
ISBNコード |
978-4-255-00851-6
(4-255-00851-5) |
税込価格 | 1,716円 |
頁数・縦 | 241P 19cm |
商品内容
文学賞情報 |
2016年
第6回
紀伊國屋じんぶん大賞受賞 |
---|---|
要旨 |
路上のギター弾き、夜の仕事、元ヤクザ…人の語りを聞くということは、ある人生のなかに入っていくということ。社会学者が実際に出会った「解釈できない出来事」をめぐるエッセイ。 |
目次 |
人生は、断片的なものが集まってできている |
おすすめコメント
路上のギター弾き、夜の仕事、元ヤクザ…… 人の語りを聞くということは、ある人生のなかに入っていくということ。社会学者が実際に出会った「解釈できない出来事」をめぐるエッセイ。◆「この本は何も教えてはくれない。ただ深く豊かに惑うだけだ。そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。小石や犬のように。私はこの本を必要としている。」 一生に一度はこういう本を書いてみたいと感じるような書でした。ランダムに何度でも読み返す本となりそうです。星野智幸さん どんな人でもいろいろな「語り」をその内側に持っていて、その平凡さや普通さ、その「何事もなさ」に触れるだけで、胸をかきむしられるような気持ちになる。梅田の繁華街で すれちがう厖大な数の人びとが、それぞれに「何事もない、普通の」 物語を生きている。* * * 小石も、ブログも、犬の死も、すぐに私の解釈や理解をすり抜けてしまう。それらはただそこにある。[…]社会学者としては失格かもしれないが、いつかそうした「分析できないもの」ばかりを集めた本を書きたいと思っていた。(本文より)