アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した 潜入・最低賃金労働の現場
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2019年3月 |
ISBNコード |
978-4-334-96227-2
(4-334-96227-0) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 340P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 アマゾンやウーバーといった、私たちの生活の利便性を高める先進的なテクノロジー企業は、実は膨大な数の低賃金労働者に支えられている。アマゾンなら倉庫の作業員、ウーバーであれば実際に客を輸送する契約ドライバーだ。「人間扱いをされない」とまで言われる彼らの実態は、いかなるものなのだろうか。本書では、英国人ジャーナリストの著者が、英国の低賃金労働の実態を探るべく、身をもって労働者となり現場に潜入。アマゾンの倉庫作業員、訪問介護士、コールセンターのテレフォンアポインター、ウーバーの契約ドライバーとして他のワーカーと同条件で働き、現場の労働者や関係者へのインタビューを交えながら赤裸々な体験をリポートしている。その多くが移民だという低賃金労働者が、職に就いた(就かざるを得なかった)理由や事情、どのようなシステムで働かされ、いかなる不満や憤り、無力感を抱えているかを明らかにする。著者は、ウェブサイト“Left Foot Forward”の元編集者で、大手紙インディペンデントやガーディアン、ウォール・ストリート・ジャーナル等にコラムを寄稿している。 |
商品内容
要旨 |
英国で“最底辺”の労働にジャーナリストが自ら就き、体験を赤裸々に報告。働いたのはアマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー。私たちの何気ないワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場から見えてきたのは、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地である。グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は、我が国でもすでに始まっている現実だ。 |
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目次 |
第1章 アマゾン(ルーマニア人労働者 |