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偏愛蔵書室

出版社名 国書刊行会
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-336-05828-7
4-336-05828-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 317P 20cm

商品内容

要旨

プルーストに酔い痴れ、谷崎を跪拝し、ジャン・ジュネに惑溺する―著者の文学人生を運命づけた偏愛の小説・詩・漫画100冊を語る文学的自叙伝。芥川賞作家諏訪哲史の、変異と屈折の“言語芸術入門”!

目次

不治の言語病患者 「チャンドス卿の手紙」(ホフマンスタール)
倦厭の闇、一瞬の光源 『檸檬』(梶井基次郎)
世界を造形するまなざし 『リルケ詩集』(リルケ)
「リアル」ということ 『遠野物語』(柳田国男)
漫画のなかの「詩性」 『赤色エレジー』(林静一)
「無限」に触れる筆力 『伝奇集』(ボルヘス)
「起承転転」の小説 「子之吉の舌」ほか(島尾敏雄)
「幼年」という名の庭 『トムは真夜中の庭で』(ピアス)
選ばれた「文体」と「生」 「青炎抄」ほか(内田百〓(けん))
小説―「過剰性」の言語 『泥棒日記』(ジュネ)〔ほか〕

出版社
商品紹介

芥川賞作家・諏訪哲史さんにより、中日新聞に2010年〜14年まで連載されたあの人気読書エッセイが待望の単行本化。

著者紹介

諏訪 哲史 (スワ テツシ)  
作家。1969年名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。独文学者の故種村季弘に師事。2007年小説『アサッテの人』で群像新人文学賞・芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)