勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2024年2月 |
ISBNコード |
978-4-396-61813-1
(4-396-61813-1) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 263P 20cm |
商品内容
要旨 |
第二次世界大戦が終結して以来およそ八十年、戦後すぐに形成され、世界的に横行していた「伝説」や「神話」は、長足の進歩をとげた歴史研究によって打ち砕かれ、あらたな像が描かれつつある。本書は、そうした成果を取り入れ、主としてヨーロッパ戦線の戦闘を題材として、ともすれば旧来のイメージにとらわれがちだった日本での認識を刷新せんと試みた。戦略・作戦・戦術から成る「戦争の諸階層」、「指揮文化」、「戦闘有効性」―用兵思想の概念を用いた議論は、エル・アラメイン会戦やクルスクの戦い、アルデンヌ攻勢などの大戦闘を縦横無尽に解析し、指揮と組織の優劣、戦略環境等、「勝敗の構造」を定めたファクターをあぶりだす。不幸にも戦乱が身近に感じられるようになった現代日本において、軍事の要諦を知るための必携書である。 |
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目次 |
第1章 ドクトリンなき「電撃戦」―ドイツの西方侵攻(一九四〇年五月‐六月) |