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ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-480-81550-7
4-480-81550-3
税込価格 1,485円
頁数・縦 251P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち

    いまのイギリスの市井の人々の声が聞こえてきそうなエッセイ21篇。
    「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で本屋大賞受賞するなど、一気にブレークしたブレイディみかこ。子どもを描くノンフィクション作家と思いきや、今度は中高年のおっさんを鋭く、深く描ききる感性は、読み手に響くものがある。音楽や政治、社会問題などもユニークな語り口でさばくさまはじつに見事だ。本書を読んで、さあ次は何が来るか、と期待がふくらむ。

    (2020年7月13日)

商品内容

要旨

EU離脱、競争激化社会、緊縮財政などの大問題に立ち上がり、人生という長い旅路を行く中高年への祝福に満ちたエッセイ21編。第2章は、現代英国の世代、階級、酒事情についての著者解説編。

目次

第1章 This Is England 2018〜2019(刺青と平和
木枯らしに抱かれて
ブライトンの夢―Fairytale of Brighton
二〇一八年のワーキング・クラス・ヒーロー
ワン・ステップ・ビヨンド ほか)
第2章 解説編―現代英国の世代、階級、そしてやっぱり酒事情(英国の世代にはどんなものがあるのか
英国の階級はいまどういうことになっているのか
最後はだいじなだいじな酒の話)

おすすめコメント

笑いと涙の感動エッセイ。恋と離婚、失業と抵抗。絶望している暇はない。日常をゆるがすEU離脱や排外主義を前に立ち上がる中高年たちの気迫が胸を打つ!

著者紹介

ブレイディ みかこ (ブレイディ ミカコ)  
ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年、『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)で第十六回新潮ドキュメント賞受賞。2018年、同作で第二回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で第七十三回毎日出版文化賞特別賞受賞、第二回Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞、第七回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)