水車小屋のネネ
出版社名 | 毎日新聞出版 |
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出版年月 | 2023年3月 |
ISBNコード |
978-4-620-10862-9
(4-620-10862-6) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 485P 19cm |
書店レビュー
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全2件
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二人の姉妹と過ごした水車小屋を守るヨウムのネネとの40年
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- ラピタ書店 (島根県出雲市)
2024年本屋大賞2位受賞作
18歳の理佐は、母親とその恋人の身勝手な行動のため、8歳の妹律とともに、とある田舎へ引越し自立生活を始めた。
姉の勤め先のそば屋の主人・奥さん、人々の良心に支えられて、姉妹は立派に成長していく。
そして、姉妹の成長には、そば屋の水車小屋を見守るヨウム(鳥)が不可欠であった。
そのヨウムの名前は「ネネ」。
ネネとともに過ごしながら、姉妹それぞれの心理の変化を繊細に赤裸々に描かれ、読む人の心を揺らしていく。
40年の中で、じっくりと「良心」とは何かを教えてくれた物語です。(2025年5月6日)
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水車小屋のネネ
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
本屋大賞第2位の注目作品。ネネは姉妹が出会ったおしゃべりをする鳥。そのネネに見守られた姉妹の40年の人生が静かにていねいに流れていくのをゆっくりとじっくりと読み進めていきたくなる。
新聞小説の連載時から話題となり、著者自ら「もっとも長いものを書いてしまった」とある。思わず手を伸ばしてしまう装幀に加え、本文中のイラストが物語の世界を作りあげている。いとおしさいっぱいの長編小説である。(2024年5月14日)
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商品内容
文学賞情報 |
2024年
第4回
みんなのつぶやき文学賞受賞 |
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要旨 |
「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年・聡。水車小屋に現れた中学生・研司…人々が織りなす希望と再生の物語。 |