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京都不案内

出版社名 世界思想社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7907-1774-4
4-7907-1774-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 246P 19cm

商品内容

要旨

京都を暮らすように旅する―。市民運動のやり過ぎから免疫低下でがんになった。治療の後、体にいいことをするため京都へときどき転地。観光客の集まる古都とは違う何かが見えてくる。

目次

樹木気功で体を治す
バスと自転車
ゲストハウスとアパート探し
カフェとシネマ
がらがらの京都
散歩で建築を楽しむ
古都の保存と開発
宿の周りでひとりごはん
京料理屋の大忠にて
吉田山の話
鴨長明『方丈記』と「足るを知る暮らし」
子規の京都
吉井勇と祇園
漱石の女友達・磯田多佳
つたちゃん、たねちゃんのこと
ヒッピーとタイガース
居酒屋で聞く話
五代友厚と二人のスリランカ人

出版社・メーカーコメント

京都を暮らすように旅する――。市民運動のやり過ぎから免疫低下でがんになった。治療の後、体にいいことをするため京都へときどき転地。気功をし、映画を見、銭湯に入り、ごはんを食べて語り合う。観光客の集まる古都とは違う何かが見えてくる。 【「はじめに」より】 還暦を過ぎて、ふたたび京都に通うようになった。 それまでは、仕事で行っても、ゆっくり滞在しないですぐに帰ってきた。ホテルも高いし、食べ物屋も高い。名所旧跡は混んでいる。もうひととおり見ちゃったしな。それも今よりずっと空いている、風情のある時代に。それに私は京都がなんとなく苦手だった。理由は判然としない。しかし、大きな病を得て、私は京都で樹木気功をやることにしたのである。

著者紹介

森 まゆみ (モリ マユミ)  
1954年生まれ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『〓外の坂』(中公文庫、芸術選奨文部大臣新人賞)、『『青鞜』の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞)などを送り出している。2015年以降、大病後の健康維持のため京都にしばしば滞在。「谷根千・記憶の蔵」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)