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映画の構造分析

新版

SHOBUNSHA LIBRARY

出版社名 晶文社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-7949-7472-3
4-7949-7472-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 330P 19cm
シリーズ名 映画の構造分析

商品内容

要旨

物語には構造があり、映画にも構造がある。そして映画の構造を知ることが、人間の欲望の構造を知ることにつながる…。『エイリアン』『大脱走』『裏窓』などハリウッド映画の名作を題材にした映画論にして、ラカンやフーコーなど現代思想の入門テキストとして高い評価を受けた旧版『映画の構造分析』に、『君たちはどう生きるか』『ドライブ・マイ・カー』『怪物』『福田村事件』など、近年の話題作を分析した論考を大幅増補した決定版映画論。

目次

第1章 映画の構造分析(物語と構造
テクストとしての映画
欠性的徴候
抑圧と分析的知性
「トラウマ」の物語)
第2章 「四人目の会席者」と「第四の壁」
第3章 アメリカン・ミソジニー―女性嫌悪の映画史
第4章 そして映画は続く(『ゴッドファーザー』と『北の国から』
『君たちはどう生きるか』をどう観るか
「父」からの離脱の方位―『1Q84』論
『ハナレイ・ベイ』のためのコメント
『ドライブ・マイ・カー』の独創性 ほか)

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授、神戸市で武道と哲学研究のため学塾凱風館を主催、合気道凱風館師範(合気道七段)。東京大学文学部仏文科卒、東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。専門は20世紀フランス文学・哲学、武道論、教育論。第六回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』)、2010年度新書大賞(『日本辺境論』)、第三回伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)