辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦
出版社名 | 集英社インターナショナル |
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出版年月 | 2018年4月 |
ISBNコード |
978-4-7976-7353-1
(4-7976-7353-2) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 220P 19cm |
商品内容
要旨 |
「面白い本を読んだら誰かと語り合いたい」から始まった辺境ノンフィクション作家と歴史家の読書合戦。意図的に歴史と文字を捨てた人々『ゾミア』、武士とヤクザが渾然として一体だった時代の『ギケイキ』、キリスト教伝道師をも棄教させた少数民族『ピダハン』…。古今東西の本を深く読み込み、縦横無尽に語り、通説に切り込む。読書の楽しさ、知的興奮、ここに極まれり! |
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目次 |
第1章 『ゾミア』―文明は誰のもの!? |
出版社・メーカーコメント
イヴン・バットゥータから『ギケイキ』まで。辺境ノンフィクション作家と歴史家が、古今東西の本を深く読み込み、知的バトルするガチンコ読書会。縦横無尽に拡がる対話は刺激と発見に満ちている。
内容抜粋
【目次より抜粋】 第1章『ゾミア』 「文明から未開へ」逆転の歴史観 リーダーを生まず、文字を捨てるという知恵 第2章『世界史のなかの戦国日本』 倭寇の後継者・秀吉のマッチョなコンプレックス グローバルヒストリーからこぼれ落ちる世界の広さ 第3章『大旅行記』全8巻 イスラムのパワーと慈善思想が可能にした大旅行 女好きの旅行家がたどり着いたリゾートアイランド 第4章『将門記』 日本史上最大の反乱を描く中立的ノンフィクション? 将門が見た夢を頼朝が見なかったのはなぜか 第5章『ギケイキ』 善悪を超えたピカレスクロマン 武士とヤクザが一体だった時代 第6章『ピダハン』 数もない、左右もない、呪術も神話もない 直接体験しか信じない人々に神の言葉を伝えられるか 第7章『列島創世記』 照葉樹林文化論をバッサリ否定 権力者はなぜモニュメント造営に走るのか 第8章『日本語スタンダードの歴史』 伊達政宗が「田舎者」を自覚した瞬間 「なにをいっているのかわからぬ」島津軍?