• 本

創造元年1968

出版社名 作品社
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-86182-596-5
4-86182-596-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

あの時代、同じ空気を吸っていたクリエーター二人が、当事者として語る貴重な時代の証言と“創造”の原風景、そしてそこから逆照射される“今”。あれから、半世紀をへた、この国とTOKYOの姿を、徹底的に語り尽くす。

目次

第1部 ルーツ―68年世代の僕らをつくったもの(今、68年を語る―もしかしたら、僕らは、「粛清」されたかもしれない
両親―前世代への反動、受け継いだ記憶)
第2部 リアルと表現をめぐる対話(衝動―表現に駆られる痛切な動機
身体性をめぐって―「危険の感覚を忘れてはならない」
「神」、「天使」、「吸血鬼」―「主体化できない、超越的なものを持てない」ものの意匠について
作家と作品―最終戦争からゼロ年代総括まで)
第3部 ルーツと生きること、創造すること(日本という国の正体―戦後民主主義・システム・物語
「境界線」上を生きる―この国で、創造していくこと
単独者と例外者)

著者紹介

笠井 潔 (カサイ キヨシ)  
小説家・批評家。1948年、東京都生まれ。『バイバイ、エンジェル』で作家デビュー。1990年代以降は、本格ミステリの興隆にかかわる。2003年、『オイディプス症候群』(2002年)、『探偵小説序論』(2002年)で、本格ミステリ大賞の小説部門と評論・研究部門をダブル受賞
押井 守 (オシイ マモル)  
映画監督・演出家。1951年、東京都生まれ。タツノコプロダクションに入社、TVアニメ『一発貫太くん』で演出家デビュー。その後、スタジオぴえろに移籍、のちにフリーとなり『機動警察パトレイバー』シリーズ(1988〜1993年)などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)