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メーゾン・ベルビウの猫

出版社名 幻戯書房
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-86488-113-5
4-86488-113-8
税込価格 4,950円
頁数・縦 412P 20cm

商品内容

要旨

焼け跡を生きる、博物学的精神とエロス。中井英夫・吉行淳之介の盟友であり、稲垣足穂・三島由紀夫・澁澤龍彦らの激賞を受けた幻の天才が、『椿實全作品』以降編んだ未収録の秀作群に、未発表の遺稿他を増補した中短篇作品集。没15年記念出版、初版1000部限定ナンバー入。

目次

1(金魚風美人
色彩詩
石の中の鳥
夜の黄金
乳房三十年史)
2(プロタゴラス先生その他―或る古典学者のノートより
我身ひとつは
白鳥の湖
たそがれ東京
花の咲く駅にて)
3(神桃記
黒いエメラルド
人魚不倫
紅唇―ニオイエビネの物語
蝶々と紅茶ポット―ブラウン神父の登場)
4(百人一朱
氷れるSM
お伝の毛皮)
5(メェゾン・ベルビウの猫―豆本版
メーゾン・ベルビウの猫―アメ横繁昌記)
附編

著者紹介

椿 實 (ツバキ ミノル)  
1925年東京生まれ。47年、東京大学在学中に中井英夫、吉行淳之介らが創刊した第十四次「新思潮」に「メーゾン・ベルビウ地帯」を発表し、三島由紀夫、柴田錬三郎らの激賞を受ける。教員のかたわら小説執筆、神話研究を続け、82年『椿實全作品』を刊行。2002年3月28日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)