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1★9★3★7(イクミナ)

出版社名 金曜日
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-86572-006-8
4-86572-006-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 381P 20cm

商品内容

要旨

ニッポンジンはなにをし、なにをしなかったのか?おどろくべき「獣性」と「慈愛」をつないだ天皇。閉じられた記憶の棺をこじあけたら、おどりでてきたものとは?歴史にわだかまる大いなる恥と責任を体内深くに問い、「1★9★3★7」から今日まで、連綿とつづく「ニッポンの妖気」を射る。戦後思想史上、最大の問題作!

目次

いま記憶の「墓をあばく」ことについて
序章 よみがえる亡霊
第1章 屍体のスペクタクル
第2章 非道徳的道徳国家の所業
第3章 かき消えた「なぜ?」
第4章 静謐と癇症
第5章 ファシストと「脂瞼」
第6章 過去のなかの未来
第7章 コノオドロクベキジタイハナニヲ?
終章 未来に過去がやってくる

著者紹介

辺見 庸 (ヘンミ ヨウ)  
1944年宮城県石巻市生まれ。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長、編集委員などを経て、96年退社。78年、中国報道で日本新聞協会賞、87年、中国から国外退去処分を受ける。91年、小説『自動起床装置』(文藝春秋刊、文春文庫、新風舎文庫)で芥川賞、94年、『もの食う人びと』(共同通信社刊、角川文庫)で講談社ノンフィクション賞、2011年、詩文集『生首』(毎日新聞社)で中原中也賞、2012年、詩集『眼の海』(毎日新聞社)で高見順賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)