• 本

戦史の余白 三十年戦争から第二次大戦まで

出版社名 作品社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-86793-010-6
4-86793-010-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 233P 19cm

商品内容

要旨

三十年戦争、アメリカ独立戦争、ナポレオンのロシア遠征、第二次大戦でのウクライナを舞台にした戦いから、マンシュタイン、山本五十六などの知られざる秘話まで―従来の正面からの評論とは趣が異なるが、戦史・軍事史のさまざまな側面を、いわばからめ手から描きだしたユニークな一書。軍事史の第一人者による、最新の戦史。

目次

第1章 「近代化」する戦争(「北方の獅子」の快勝―グスタヴ・アドルフとブライテンフェルト会戦
近代散兵の登場―アメリカ独立戦争の戦術的一側面
マレンゴ余話二題
雪中に消えた大陸軍―ナポレオンのロシア遠征
アルビオン作戦―ドイツ軍最初の陸海空協同作戦
第一次世界大戦の「釣り野伏せ」)
第2章 雪原/砂漠/廣野―第二次世界大戦、無限の戦場(鷲と鷹―英本土航空戦
上海に罠を仕掛けた男―フォン・ファルケンハウゼン小伝 ほか)
第3章 軍事史万華鏡(ビアスの戦争
「ハイル・ヒトラー」と叫ばなかった将軍 ほか)
終章 「戦史は繰り返す」か―現状分析への歴史の応用(テーゼとアンチテーゼ
「記号」はいらない
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
概念の陥穽)

著者紹介

大木 毅 (オオキ タケシ)  
1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員、陸上自衛隊幹部学校(現教育訓練研究本部)等を経て、現在著述業。『独ソ戦』(岩波新書、2019年)で新書大賞2020を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)