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ぼくの鎌倉散歩

出版社名 港の人
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-89629-383-8
4-89629-383-5
税込価格 1,760円
頁数・縦 163P 18cm

商品内容

要旨

後半生を過ごした鎌倉をうたった詩とエッセイ全33篇。路地をさまよい、中世の死者たちに思いを寄せる。野の花を愛し、海の言葉に耳を傾ける。寺の境内で昼寝し、ブンカジンのいない居酒屋で相模の地酒を味わう。詩人の魂は、今日も鎌倉を歩いている。

目次


見えない春
さかさ川早春賦
咲く
偕楽
鎌倉山のダンディなライオン
滑川午睡歌
ヒグラシ
海の言葉
一品香―散文詩風の海〔ほか〕

著者紹介

田村 隆一 (タムラ リュウイチ)  
1923‐98。東京生まれ。十代で詩を書き始める。明治大学入学後、学徒動員で海軍航空隊に配属される。1947年、鮎川信夫、北村太郎らと『荒地』創刊、戦後の現代詩を牽引する。1956年の第一詩集『四千の日と夜』、1962年『言葉のない世界』(高村光太郎賞受賞)が高い評価を受ける。1970年に東京から鎌倉へ転居し、終生暮らす。死の直前に刊行された『1999』に至るまで生涯にわたって詩作を続けるほか、評論、随筆、翻訳なども数多く手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)