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新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

朝日新書 920

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-02-295228-8
4-02-295228-8
税込価格 979円
頁数・縦 285P 18cm

商品内容

要旨

「新しい戦前」どころか、もはや「戦中」だ―。加速主義化する、この国の“いま”を問う。防衛政策を大転換した岸田政権の狙い、覇権国家・アメリカの凋落、激化する米中対立や泥沼化するウクライナ戦争が意味するものとは。そして、10年超続く日本政治の“1強体制”は、社会に何をもたらしたのか。“知の巨人”と“気鋭の政治学者”が、この国と世界の行く末を読み解くとともに、混沌とする時代に取るべき策を徹底検証する。

目次

第1章 「戦争できる国」になるということ
第2章 凋落する覇権国家の行方
第3章 加速主義化する日本政治
第4章 「自分らしさ」と「多様性」の物語
第5章 日本社会の何が“幼稚”か
第6章 「暴力」の根底にあるもの
第7章 この国はどこへ向かうのか

出版社・メーカーコメント

「新しい戦前」ともいわれる時代を”知の巨人”と”気鋭の政治学者”は、どのように捉えているのか。日本政治と暴力・テロ、防衛政策転換の落とし穴、さらには米中対立やウクライナ戦争をめぐる日本社会の反応など、戦後の転換期とされるこの国の今を読み解く。

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授、昭和大学理事。東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス現代思想、武道論、教育論など。神戸で哲学と武道研究のための私塾凱風館を主宰。合気道七段。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第3回新書大賞、執筆活動全般について第3回伊丹十三賞を受賞
白井 聡 (シライ サトシ)  
1977年東京都生まれ。思想史家、政治学者。京都精華大学准教授。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。著書に『永続敗戦論―戦後日本の核心』(講談社+α文庫、2014年に第35回石橋湛山賞受賞、第12回角川財団学芸賞を受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)