• 本

中東問題再考

扶桑社新書 427

出版社名 育鵬社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-594-09062-3
4-594-09062-1
税込価格 1,078円
頁数・縦 351P 18cm

商品内容

要旨

ロシアのウクライナ侵略は中東の独裁国家・テロ組織の暴走を加速させる!!“力による現状変更”を進めるイラン、トルコ、タリバン、「イスラム国」、ハマスらのひしめく中東世界の現実を読み解く!

目次

第1章 アフガニスタン報道が隠すタリバンの本性
第2章 「イランは親日」言説が覆い隠すイランの現実
第3章 「トルコは親日」言説が覆い隠すトルコの現実
第4章 なぜイスラム諸国は中国のウイグル人迫害に声を上げないのか
第5章 「パレスチナ=善、イスラエル=悪」の先入観が隠す事実
第6章 中東問題をわかりにくくしてきた七つの原因

出版社・メーカーコメント

ロシアのウクライナ侵略は 中東の独裁国家・テロ組織の暴走を加速させる!!“力による現状変更”を進めるイラン、トルコ、タリバン、「イスラム国」、ハマスらのひしめく中東世界の現実を 読み解き、日本のメディアや“専門家”による従来の解説の誤りや偏向を正し本当の中東の姿を示す!【目次】第一章 アフガニスタン報道が隠すタリバンの本性アフガニスタンの悲劇は「アメリカのせい」は本当か/正当化される「イスラム的女性の権利」/「タリバンとアフガニスタンは一緒」と主張する元駐アフガニスタン大使/タリバンの認める「報道の自由」の実際/アフガニスタン支援に前のめりの日本政府/「タリバンを支援しないと中国寄りになる」は本当か/ 他 ◇第二章 「イランは親日」言説が覆い隠すイランの現実親日説の根拠は日章丸事件と「おしん」視聴率90%/プロパガンダに加担する駐在日本人記者と外交官/米国は「大悪魔」、イスラエルは「小悪魔」/革命防衛隊とイランの代理勢力/革命の輸出先の実情◆シリア◆レバノン◆イエメン/核合意ではイランの脅威を抑え込むことはできない/国民への苛烈な拷問、大量処刑……世界有数の人権侵害国家 他 ◇第三章 「トルコは親日」言説が覆い隠すトルコの現実エルトゥールル号と邦人救出の恩返しに「涙が止まらない」/トルコ人NBAプレーヤー拘束未遂事件 他 ◇第四章 なぜイスラム諸国は中国のウイグル人迫害に声を上げないのかウイグル人より一帯一路をとったイスラム諸国/「親日」よりはるかに「親中」なイラン/ウイグル人難民「受け入れ」から「取り締まり」に転じたトルコ 他 ◇第五章 「パレスチナ=善、イスラエル=悪」の先入観が隠す事実イスラム過激派テロ組織ハマスの目的はイスラエル殲滅/日本赤軍元最高幹部のメッセージ/パレスチナ自治政府(PA)によるユダヤ人殺傷者への「テロ年金」支給/国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の闇 他第六章 中東問題をわかりにくくしてきた七つの原因(1)反米中東論/(2)「英国の三枚舌外交のせい」という歴史認識/(3)反帝国主義、反植民地主義、反資本主義、反近代/(4)「パレスチナは善でイスラエルは悪」という道徳劇/(5)本当の弱者や本当の被抑圧者を無視/(6)反イスラエルの「北米中東学界(MESA)」/(7)「パレスチナの大義」への固執 他

著者紹介

飯山 陽 (イイヤマ アカリ)  
1976(昭和51)年東京生まれ。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野博士課程単位取得退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)