釉薬の基本は、透明釉にある。透明釉に数パーセントの鉄を混ぜて、酸化焼成すれば黄瀬戸に、還元焼成すれば青磁ができる。しかし、素地土、透明釉の成分、鉄の量、冷却方法など、わずかな差によって、色も肌も千変万華となる。基礎を理解し、自分の色が出せるまでの釉薬のテキスト。

やきものの基礎（窯と焼成
やきものの原料　ほか）
透明釉、灰釉（ゼーゲル式
基礎釉　ほか）
鉄釉（鉄釉七変化
「アルカリ」の違いと発色　ほか）
銅釉（銅は着色剤の女王
「アルカリ」の違いと発色　ほか）
色釉（色釉とは
コバルト　ほか）

専門校や大学の教科書として多用された『釉薬基礎ノート』をさらに充実させた１冊。簡単に調合料が算出できるＣＤ−ＲＯＭ付き。