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戦後政治の崩壊 デモクラシーはどこへゆくか

岩波新書 新赤版 893

出版社名 岩波書店
出版年月 2004年6月
ISBNコード 978-4-00-430893-5
4-00-430893-3
税込価格 814円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

構造改革の掛け声むなしく、旧来型の利益政治は温存され、社会には将来への不安感が拡がっている。一方で、改憲論議が進む中、憲法第九条のもとで自衛隊は海を渡り、二大政党制への道も敷かれた。戦後政治の枠組みが崩壊した今、日本政治はどこへ向かうべきなのか。政治への幻滅から脱却し、デモクラシーを立て直す新たな座標軸をさぐる。

目次

第1章 戦後政治とは何だったのか
第2章 変質した憲法政治―「九条=安保」体制の終焉
第3章 迷走の政党再編―政治改革の帰結と政党の変質
第4章 構造改革の政策対立―崩れゆく「平等」
第5章 政治主導への挑戦―官僚依存は超えられたか
第6章 デモクラシーの融解
第7章 次なるデモクラシーに向けて

著者紹介

山口 二郎 (ヤマグチ ジロウ)  
1958年岡山市生まれ。東京大学法学部卒業後、同助手を経て、現在、北海道大学法学部教授。専攻は行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)