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16歳 親と子のあいだには

岩波ジュニア新書 567

出版社名 岩波書店
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-00-500567-3
4-00-500567-5
税込価格 858円
頁数・縦 179P 18cm

商品内容

要旨

世界一周の旅に出た僕を、親は旅先に手紙や本をせっせと送ってきては応援してくれた…。遠くでそっと見守る親の視線を感じながらも、誰もが自らの未来を切り拓こうともがく“16歳”という時期。さまざまに揺れるこころ模様や親子関係を、12人の個性豊かな大人(元16歳)たちが熱く語ります。生きる勇気と元気がもらえる十人十色の青春記です。

目次

16歳の、完全無欠と不完全(角田光代)
茅ヶ崎から宇宙を目指した16歳(野口聡一)
おせっかいな元16歳から、16歳のあなたへ(山本シュウ)
伸びたり縮んだりして、一人で忙しくて、その世界が恐かったとき(上田假奈代)
いつもハーブとともに、でも普通の高校生(吉野直子)
親離れと友人づくり―大人と子どものはざまで(藤原和博)
響きあう心(森山開次)
一九七二年の微睡み(奥泉光)
過保護(穂村弘)
16歳―116段の階段とコーヒー牛乳の日々(渡辺真理)
私の16歳―親との「間」(イ・ヨンスク)
親を演じる、子どもを演じる(平田オリザ)

著者紹介

平田 オリザ (ヒラタ オリザ)  
1962年東京生まれ。劇作家・演出家。一六歳で高校休学、自転車による世界一周旅行を敢行。国際基督教大学卒業後、在学中に結成した劇団「青年団」を率いて、こまばアゴラ劇場を拠点に活動、「現代口語演劇理論」を確立する。95年『東京ノート』で岸田國士戯曲賞をはじめ受賞歴多数。2002年度より国語教科書にワークショップの方法論が導入されるなど、演劇を通しての様々な教育活動が認められ、2006年モンブラン国際文化賞受賞。現在、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)