
眠らない少女 高橋克彦自薦短編集
角川文庫 た17−9
| 出版社名 | 角川書店 |
|---|---|
| 出版年月 | 2006年8月 |
| ISBNコード |
978-4-04-170417-2
(4-04-170417-0) |
| 税込価格 | 692円 |
| 頁数・縦 | 457P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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高橋文学、ここにあり
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おすすめ度
- (有)フジヤ書店 (北海道網走市)
浮世絵・時代物ミステリーに怪奇小説と、分野は違えど、どの作品も満足度の高い高橋作品ですが、今回は著者自らが選んだ短編集です。昔話「あまのじゃく」が恐ろしい結末を招く表題作「眠らない少女」。真贋を巡っての騙しあいに振り回される浮世絵ものの「歌麿の首」。現実か幻想か、迷宮に迷い込んだかのような「ゆきどまり」。そして、余りにも不気味ながら心惹かれる「鏡台」。長編が主たる高橋氏ですが、短編も魅力充分です。初めて読まれた方は、是非これをきっかけに長編ものもオススメします。期待は裏切らないはず!!
(2006年10月6日)
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おすすめ度
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商品内容
| 要旨 |
深夜2時を過ぎても眠ろうとしない5歳の娘に手を焼き、妻が口にした一言。この一語によって、夫は、かつて耳にした世にも恐ろしい物語「人喰いあまんじゃく」を思い出すのだが…(表題作「眠らない少女」)。ホラー、ミステリー、タイムトラベル、幻想、掌編小説…。「いつかは果たしたい夢」だったと語る著者自薦による初期短編集。いずれも名品佳品の、高橋文学の精髄を示す宝玉10編!全編自作解題付き。 |
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おすすめコメント
高橋文学の真髄に触れる珠玉の自薦短篇集 妻が娘に語っていた「あまのじゃく」の物語を聞いていた「私」は、自分の故郷に伝わっていた凄惨な「あまんじゃく」を思い出し…。前世の記憶と怨念が凄絶な惨事を引き起こす表題作ほか10編。