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アラビアの夜の種族 2

角川文庫 ふ18−4

出版社名 角川書店
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-04-363604-4
4-04-363604-0
税込価格 880円
頁数・縦 364P 15cm
シリーズ名 アラビアの夜の種族

商品内容

要旨

侵掠したフランス軍壊滅の奇策、「読む者を狂気へ導く玄妙驚異の書物」は今まさにカイロの片隅で、作られんとしている。三夜をかけて譚られた「ゾハルの地下宮殿の物語」が幕を閉じ、二人めの主人公がようよう登場する頃、ナポレオンは既にナイルを遡上し始めていた。一刻も早く『災厄の書』を完成させ、敵将に献上せねばならない。一夜、また一夜と、年代記が譚られる。「ひとりの少年が森を去る―」。圧巻の物語、第二部。

おすすめコメント

圧倒的ストーリーテリング、現代に甦る千夜一夜物語 ナポレオン艦隊を迎え撃つため、「災厄の書」に手を染めたエジプトの知事と側近。読み手を擒にし滅ぼすという破滅の物語が、一夜、また一夜と語られてゆく−−。

著者紹介

古川 日出男 (フルカワ ヒデオ)  
1966年福島県生まれ。98年『13』でデビュー。01年『アラビアの夜の種族』(第55回日本推理作家協会賞及び第23回日本SF大賞受賞)。05年『ベルカ、吠えないのか?』(第133回直木賞候補)『ロックンロール七部作』『LOVE』(第19回三島由紀夫賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)