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金曜日にきみは行かない

角川文庫 も14−5

出版社名 角川書店
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-04-374305-6
4-04-374305-X
税込価格 482円
頁数・縦 202P 15cm

商品内容

要旨

天才ロックシンガー白石ありすの記事を依頼された音楽ライターの“きみ”。だが、インタビューは散々だった。ありすが全く口を開こうとしなかったからだ。それでも“きみ”は十個の質問に対する、ありすの十通りの沈黙を書き分け、編集部にファックスする。そこに、ありすから「助けて」と電話が入る。東京湾岸のスタジオを抜け出し、紅葉の足尾へ、新宿歌舞伎町の街路へ、ふたりの逃避行が始まる。境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。“分身”をめぐるネバーエンディング・ストーリー。

著者紹介

盛田 隆二 (モリタ リュウジ)  
1954年、東京生まれ。85年「夜よりも長い夢」で早稲田文学新人賞入選。90年『ストリート・チルドレン』(講談社/新風舎文庫)が野間文芸新人賞候補に。92年には『サウダージ』(角川文庫)が三島由紀夫賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)