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情報と国家 収集・分析・評価の落とし穴

講談社現代新書 1739

出版社名 講談社
出版年月 2004年10月
ISBNコード 978-4-06-149739-9
4-06-149739-1
税込価格 792円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

エシェロン、情報衛星、産業スパイ、マルチ・インテリジェンス。アメリカはなぜイラクを読み違えたのか。

目次

第1章 氾濫する情報の落とし穴(「情報」という言葉の落とし穴
共産圏公刊情報のモニター
ラヂオプレスの役割 ほか)
第2章 情報収集・分析・評価の落とし穴(世界が疑わなかったイラクの生物・化学兵器保有
落とし穴に落ちた米英の情報機関
イラクの大量破壊兵器を巡る危機感の相違 ほか)
第3章 情報の落とし穴に落ちないために(米英からの情報をそのまま信じたデンマーク
情報小国が「だまされない」ためには
北朝鮮弾道ミサイル保有の意図と命中精度 ほか)

おすすめコメント

エシェロン、情報衛星、産業スパイ、マルチ・インテリジェンス アメリカはなぜイラクを読み違えたのか? これが正しい「情報」の読み方だ 情報の落とし穴にはまると、国家は崩壊する! ラヂオプレスの役割/衛星写真の立体映像化/ネットワークを使った産業スパイ/落とし穴に落ちた米英の情報機関/亡命イラク人に踊らされた米国情報機関/全米科学者連盟によるノドンの推測/北朝鮮の新型ミサイル情報 情報革命とインターネット インターネットは(中略)テロリストや武装勢力にも直接大衆に呼びかけられる手段を与えた。何しろ全世界を相手にできるのだから、その効果は小さくない。レバノンの親イラン・シーア派勢力「ヒズボラ」やパレスチナの反イスラエルのイスラム抵抗運動「ハマス」、ペルーの反政府武装勢力「センデロ・ルミノソ」など、世界の主な集団は皆独自のサイトを持っている。そこには単に自分たちの主義主張が述べられているだけではなく、最新のニュース、あるいは子供たちが遊べるゲームまで用意されている。このゲームも曲者で、ある反イスラエル勢力のサイトでは、そのゲームで遊んでいるうちに、反ユダヤ感情が植えつけられていくように工夫されている。――<本文より>

出版社・メーカーコメント

偵察衛星、エシュロン、産業スパイなどから情報を集めても、なぜ判断ミスが多発するのか?世界で繰り広げられる情報戦争の実態に迫る!

著者紹介

江畑 謙介 (エバタ ケンスケ)  
1949年、千葉県銚子市生まれ。1981年、上智大学大学院修了。1983年より英ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー誌の日本通信員。1995年、ストックホルム国際平和研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)