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神と自然の景観論 信仰環境を読む

講談社学術文庫 1769

出版社名 講談社
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-06-159769-3
4-06-159769-8
税込価格 1,375円
頁数・縦 289P 15cm

商品内容

要旨

日本人は何に神聖感を抱きいかなる景観の中に神を見たのか。噴火する山、揺らぐ大地、暴れる水は畏怖の対象であり、岬・先島は常世への通路、磐座は神霊の核であった。また洞窟・淵・滝・立神などの自然地形に秘められた神意、松・杉・椎・タブなどの巨樹に蔵された侵すべからざる威力。全国各地の聖地の条件を探り、それにまつわる民俗を紹介する。

目次

緒言 信仰環境論の視角
第1章 環境畏怖要因と信仰の生成
第2章 地形と信仰の生成
第3章 聖樹の風景と伝承
第4章 環境保全の民俗と伝承
第5章 神話の風景
第6章 道祖神祭りの風景―甲斐の太陽

出版社・メーカーコメント

日本人が聖性を感じ神を見出す場所とは? 人々を畏怖させる火山・地震・洪水・暴風、神聖感を抱かせる岬・洞窟・淵・滝・湾口島・沖ノ島・磐座などの自然地形。日本各地に、魂のやすらぐ聖地と民俗を探る

著者紹介

野本 寛一 (ノモト カンイチ)  
1937年静岡県生まれ。1959年國學院大学文学部卒業。近畿大学文芸学部特任教授。同大学民俗学研究所所長。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)