商品内容
文学賞情報 |
2009年
第13回
司馬遼太郎賞受賞 |
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要旨 |
住人たちを立ち退かせるため、八木沢省三郎は管理人として骸骨ビルに着任する。そこは、戦後、二人の青年が子供たちを育てた場所だった。食料にも事欠き、庭で野菜を作りながら、彼らは命を賭して子供たちと生きた。成人してもなおビルに住み続けるかつての子供たちと、老いた育ての親、それぞれの人生の軌跡と断ち切れぬ絆が八木沢の心を動かす。すべての日本人が忘れられない記憶。現代人が失った純粋な生き方が、今、鮮やかに甦る。 |
出版社 商品紹介 |
八木沢は住人を立ち退かせるためビルの管理人として着任。ここは、2人の男が戦争孤児たちを育てた場所である。(下)も発売。 |
おすすめコメント
すべての日本人が忘れられない記憶。 荒廃したビルに青年と子供たちが起こした奇跡。そこには、生き抜こうとする命が美しく輝いている。 現代人が失った純粋な生き方が、今、鮮やかに甦る。 住人たちを立ち退かせるため、八木沢省三郎は管理人として骸骨ビルに着任する。そこは、戦後、2人の青年が子供たちを育てた場所だった。食料にも事欠き、庭で野菜を作りながら、彼らは命を賭して子供たちと生きた。成人してもなおビルに住み続けるかつての子供たちと、老いた育ての親。それぞれの人生の軌跡と断ち切れぬ絆が、八木沢の心を動かす。
出版社・メーカーコメント
読むものの心を激震させる待望の長編小説平成六年、大阪・十三。八木沢は住人を立ち退かせるためビルの管理人として着任。ここは、戦後復員した二人の男が人生をかけて戦争孤児たちを育てた場所である。