• 本

永遠。

講談社文庫 む24−3

出版社名 講談社
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-06-275542-9
4-06-275542-4
税込価格 616円
頁数・縦 144P 15cm

商品内容

要旨

生きることに無器用なひとなのね。それが私にはいとしかった―葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と、一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つ―。

おすすめコメント

別れるしかなかった。ふたたび逢うこともなかった。 言葉にすると、想いはこぼれおちてしまう。 いつまでも心にのこる青春小説。

出版社・メーカーコメント

言葉にしたら終わってしまう。想いは永遠。教師と教え子しかも隣人という関係のまま、男に本当のこと、実の娘であることを告げられないでいる弥生。卒業式の日、弥生は幼馴染みの徹也と母親の葉月を思う。

著者紹介

村山 由佳 (ムラヤマ ユカ)  
’64年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務、塾講師などを経て、’93年『天使の卵』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)