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脚本家・橋本忍の世界

集英社新書 0305

出版社名 集英社
出版年月 2005年8月
ISBNコード 978-4-08-720305-9
4-08-720305-0
税込価格 726円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

戦後日本でもっとも偉大な脚本家は誰かと問われたとき、それが橋本忍であると断言しても異論はないだろう。『七人の侍』、『羅生門』、『真昼の暗黒』、『私は貝になりたい』、『切腹』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『八甲田山』、『砂の器』…、本書が取り上げたこれらの作品は、映画史に燦然と輝く傑作であると同時に、その上映自体がある種の社会的事件でもあった。橋本忍本人へのインタビューをふんだんに盛り込みながら、当時の社会や人々の意識に大きなインパクトを与えた作品群の魅力に迫る、映画ファン必携の一冊。

目次

序章 橋本忍に魅せられて
第1章 『七人の侍』は誰が書いたのか
第2章 『羅生門』、ベネチアでグランプリ受賞
第3章 『真昼の暗黒』、冤罪青年を救う
第4章 BC級「戦犯」問題の代名詞『私は貝になりたい』
第5章 『切腹』、強大な権力に単身挑む
第6章 大学病院の異名となった『白い巨塔』
第7章 終戦の実相をもっともリアルに描いた『日本のいちばん長い日』
第8章 雪中行軍の明暗、鮮やかに描いた『八甲田山』
第9章 『砂の器』、殺人事件の背景にハンセン病の悲劇

おすすめコメント

『羅生門』『白い巨塔』『八甲田山』『砂の器』・・・脚本家本人へのインタビューとともに、当時の社会に大きなインパクトを与えた傑作群を紹介。映画ファン必携の一冊です。

出版社・メーカーコメント

日本映画史上、もっとも偉大な脚本家の世界。『羅生門』『七人の侍』『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』『切腹』等、数々の傑作を生みだしてきた脚本家・橋本忍。本人へのインタビューをふんだんに盛り込みながら、その作品群の魅力に迫る!

著者紹介

村井 淳志 (ムライ アツシ)  
1958年生まれ。名古屋市出身。東京都立大学大学院博士課程(教育学)単位取得退学。金沢大学教育学部教授。専門は社会科教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)