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落語「通」入門

集英社新書 0362

出版社名 集英社
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-08-720362-2
4-08-720362-X
税込価格 770円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

寛永といえば五代将軍・綱吉の時代。元祖噺家の露の五郎兵衛が登場いたします。以来、上方と江戸で落語家たちが妍を競い、名人、奇才がぞくぞくと誕生するのであります。時代は江戸から明治へ、そして大正、昭和へと受け継がれてきた噺家たちの足跡をたどり、「通」になるための薀蓄も満載の本であります。案内は当代上方落語の人気者、桂文我。散逸していた史料を丹念に集め、自ら初めて書いた「落語家による落語の本」。どうぞ本のすみずみまで存分にお楽しみください。

目次

第1話 噺家の元祖は誰?(露の五郎兵衛
初代米沢彦八 ほか)
第2話 寄席興行が始まるまで(小噺コンクールを興隆させた中国笑話の訓訳
上方における会咄の流行 ほか)
第3話 幕末から明治の寄席興行(幕末における江戸の寄席
幕末における大坂の寄席 ほか)
第4話 明治から大正へ(明治末期から大正にかけての東京落語
三代目柳家小さん ほか)
第5話 昭和の巨星達(昭和の東京落語界の巨星(1)八代目桂文楽/五代目古今亭志ん生
昭和の東京落語界の巨星(2)豆落語家から/初代柳家金語樓 ほか)

出版社・メーカーコメント

江戸、明治、大正、昭和の名人奇才の芸を知る。上方落語の看板、桂文我が散逸していた落語史料を丹念に集め、自ら初めて書いた「噺家による落語の本」。噺家列伝にとどまらず、その時々の落語をとりまく時代風俗にも筆がのびる。

著者紹介

桂 文我 (カツラ ブンガ)  
1960年、三重県松阪生まれ。79年、桂枝雀に入門。芸名は雀司。83年にABC落語新人コンクール審査員奨励賞受賞。95年、国立演芸場花形演芸大賞受賞。同年、四代目・桂文我を襲名。2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。全国で「桂文我の会」、子ども向けの落語会「おやこ寄席」をもち、公演活動もつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)