
こどもの一生
集英社文庫 な23−20
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2006年7月 |
ISBNコード |
978-4-08-746057-5
(4-08-746057-6) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 420P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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おすすめ度
- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
同タイトルの舞台の戯曲を、小説に直した作品です。
とある孤島の診療所。
ここではストレスを抱えた大人たちを催眠術でこどもに帰らせるという
特殊な治療が行われている。
集まったのはそれぞれ年齢も職業も違う5人の大人。
こどもに帰ったこどもたちを襲う恐怖とは??
最初はコメディー色が強いのですが、
じわじわと恐怖がやってきます。
最後は手に汗握る展開が待ち受けています。
大人とこどもの「社会」についてや、
「在る」ということは、、など、
読みながらいろいろと考えさせられます。
元はお芝居ということで、
話の展開もとてもテンポが良く、
あっという間に読み終えてしまいました。(2014年11月27日)
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商品内容
要旨 |
瀬戸内海の小島をレジャーランドにするためにヘリを飛ばし下見に来た男二人は、セラピー施設に治療のためと称して入院し一週間を過ごすことになった。しかしすでにそこには女二人、男一人の患者―クライアントがいた。五人は投薬と催眠術を使った治療で、こども時代へと意識は遡る。三分の二は笑いに溢れ、最後の三分の一は恐怖に引きつる。鬼才・中島らもが遺した超B級ホラー小説。 |
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出版社・メーカーコメント
異才・中島らものB級ホラーの頂点! 瀬戸内海の小島に、サイコセラピーのために集まった5人の男女。薬の投与と催眠術を使った治療で、彼らの意識は10歳のこどもへと戻ってゆく。抱腹絶倒、やがて恐怖が襲う超B級ホラー。(解説/いしいしんじ)